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Saturday 30 March 2013

イタリアでの結婚〜その3〜



やっとここまできたーーー!
結婚届一枚出す日本とは違って、
面倒な手続きが多いイタリアです。。。
が、やっと最終段階まで来ました。

イタリア側での手続きが終わり、あとは日本領事館に婚姻届出すだけです。
婚姻成立日から3ヶ月以内に下記の書類と本人の旅券を窓口に提出しました。


1、戸籍謄本x2
2、婚姻登録証明書(copia integrale autenticata della'atto di matrimonio) x 2
または、婚姻証明書(certificato di martrimonio) x 2
3、配偶者の国籍証明書(cerfiticato di cittadinanza) x 2

※届出の際、外国人配偶者の両親の氏名、続柄、離婚成立日、などを記入する必要もあるので事前に調べておくことが必要でしたよ。

自分の姓をどうしようか?
私の場合は、迷いもなく日本氏を変更しないと決めていました。
旅券や免許証などの姓変更が面倒だっとということと、
一度変えてしまうと、万が一日本氏に変更したい場合には、
裁判所での決定云々。。。が必要とか。
自分の子供にも、ぜひ日本氏を持っていてほしいとか。
まあ、そんな理由でした。

婚姻の日から6ヶ月以内は、氏の変更届を出すことで、配偶者の氏に変更できるそうです。

イタリアは、結婚しても女性の氏も、男性の氏はもちろん変わりません。
そもそも、「戸籍」という仕組みがないので。
どちらかの「籍」に入るとか、抜くとかそういう概念がないようです。
でも、大抵の女性は、通常は旦那の氏を名乗っています。


ミラノの領事館で、以上の書類を提出すると、婚姻届と記入見本を渡してくれます
領事館に行くと、いつもなんだかホッとするのは、私だけかな。。

相方となんだかんだ言いながら、なんだか失敗しそう。。。と思って書いていると。。。


アーーーー! やっぱり失敗した。。。。

もう一枚もらって、書き直し。。@_@



窓口のばちゃんが間違いがないか、確認してくれ、
「はい、確かに受け取りました、おめでとうございます」と言ってくれました。


ミラノで提出した婚姻届は日本に送られ、
私の籍がある市町村で手続きがされます。
私だけの戸籍ができるのが、約3ヶ月後とのこと。


(後日、戸籍謄本を確認してみると、戸籍には、婚姻についての記載はありましたが、
戸籍は私一人だけの戸籍です、なんか、ちょっと寂しい。。。
外国人にはもちろん日本での籍というのはないからですね)


はあーーーーーやっと、やっと終わったー!!
こういう訳で、晴れて日本でも夫婦となったのでございます。


これまでに、色んな方のブログを読んだり、調べたりしていると、
ほとんどの方が、イタリアの事務手続きで、
何かと時間がかかっている様子でした。
私たちはイタリアに住んでいなかったこともあるので、
ミラノの義父が役所に出向いてくれ、だいぶ楽だった方だと思います。
ただ、委任状だけで、これほどスムーズに行くとは思っていなかったので
ちょっとある意味びっくりです。


相方にこれを言うと、「イタリア人もやればできるのさ。」とのことらしい。。^^;
まあ、不備がなければ、スムーズにいって当たり前なんですがね、おまえさん。
相方の体内からはイタリア時間はぬけなさそうです。






















Friday 29 March 2013

パン作りの相棒


最近は雨が降ったり止んだりのアンティーブ。
でも、日に日に暖かくなってきているなーと感じます。
晴れた昼間は、コートを来て歩いていると、汗ばむ陽気のときも多くなってきました。


さて、お昼からはまたパンを焼きました。
もちろん、パン屋で買ったパンもおいしいですが、
小麦も安いここでは、時間がたくさんあるので、
自分の好きなようにパンを焼いて食べています。

パン作りに欠かせない私の相棒が、このハンドミキサーです。
ドイツに住んでいたときに通っていたパン教室の先生から、
ハンドミキサーで生地を捏ねる方法を教えてもらいました。

それまでは手捏ねでバンバンやっていて、
もちろん、手捏ねも楽しくて好きですが、
時間を短縮したい時や、面倒な時などはおすすめです。
私の場合、ほぼ後者だけど。。

こちらで買うハンドミキサーには、大抵、螺旋状の羽が付いてきます。
これが生地捏ね用の羽です。
少し深めの筒状の容器に、材料を入れ、ぐるぐるぐるぐる。。。

数分ぐるぐるすると、生地が捏ね上がります!あーラクチン。。
これに慣れてしまうと、なかなか手捏ねをしなくなってしまうのがたまにキズですが。。


最近のお気に入りは、ナッツと全粒粉の田舎パンです。
焼きたてを頬張れるのは、やはり自分で作る醍醐味!うまーい!


便利なハンドミキサーですが、
ちょっとパワフルすぎる時もあります。
卵白を泡立てたりするときは、泡立てすぎないように気をつけないといけません。
「弱」が、日本のミキサー「強」みたいにパワフルです。
何でも大振りなガイコクです。




螺旋状の捏ね羽、見えるかな。


















Tuesday 26 March 2013

イタリアでの結婚〜その2〜


イタリアでの結婚〜その1〜から随分たってしまいましたが。。。
記憶が薄れつつあるので、早く書かなくちゃ!
もう、結婚式からちょうど、一年ぐらいたってしまいました。
嗚呼。ほんとに、筆無精。。。(涙)



ということで、結婚式当日。

私たちは、2012年3月のある土曜日、午後1時からComune di Milanoで結婚式を挙げました。
Duomoのすぐ横に結婚式を執り行う広間があります。
中は大きなタペストリーがかかっていて、市役所での結婚式だけど、
なんだか緊張します。

相方の家族だけ(両親とお兄ちゃんと証人)で、
執り行うつもりだと思っていましたが、
やっぱり、マンマが色んな人を呼びたかったみたい。。。^^;
次から、親戚の人たちが集まってきて、なんだかんだで、
総勢30人ぐらいかな。。。
なんだか、教会での式も「こじんまり」を目指す私たちにも、
一瞬不安が過ったけど。。
もちろん、みんながお祝いしてくれて嬉しかったんですよ!


広間とは別に、小さな小部屋があり、
そこで新郎新婦&各証人の身分証明書を見せました。
このときに、財産は共有財産にするか、専有財産にするか、聞かれます。
え、そんな重要なこと、一問一答なんや。。?
以上で、はい、オッケー。

新郎新婦以外は、先に広間に入り、着席。
私たちは、音楽とともに、入場です。

式の執行人には、パパとマンマの友人でもある、
ミラノ市議会議員さんにお願いしました。
(私達がじゃなくて、パパ&マンマがですが)


執行人が、何か読み上げ(意味は分からず、悪しからず)
結婚誓約書(?)の箇所に各サインします。

あーこれでついに結婚しちゃうのかー(!)

まあ、日本も紙切れ出して終わりと、いう簡素感はありますが。

なんだか、あれよあれよ、と言う間に終わり、約30分ほどで終了しました。
最後にイタリアの国旗を頂きました。
こういうとこ、なんか好き。

式が終わった後、すぐにマンマが私のところに来て、
ハグをしながら、「あなたは私の娘よ!」と
涙を流しながら言ってくれ、私も号泣。。。


親戚みんなと写真を撮って、ガッレリアにある
Camparinoというバールの2階でaperitivoをしました。
1915年からここガッレリアにある老舗バール。
2階の窓からは、ちょうどガッレリアを見下ろせてとっても素敵です!
これもパパとマンマ(きっとマンマだな)のアレンジ!
こじんまりなんて言って、ごめんなさいだ、これは。。。

天気も見方してくれて、とっても素敵な結婚式になりました!

帰り道、ブーケを持っていると、
知らないセニョーラ達から、
Auguri!(おめでとう!)とたくさん声をかけてもらいました^^



さて次は、日本領事館に婚姻届を出さなくっちゃ!
まだまだやることいっぱいです。。。



Bar Camparinoの2階から

私のワンピースにあわせて、
黄色のブーケをマンマが用意してくれました。





















お天気も快晴!







Monday 25 March 2013

ちょっとそこまで〜Aix-en-Provence〜


先週の土曜日は天気がよかったので、アンティーブから車で1時間半ぐらいで行ける
エクスアンプロバンスに行ってきました。

「噴水の街」と聞いていた通り、
街のいたるところに噴水があります。
ローマ時代からある街で、その時代の噴水は今は現存していないそうですが、
何百年や何千年前にもあった街並の中を歩くのは、とっても不思議な感じがします。

自分が今歩いている道を、
大昔の人も歩いていたんだなーと思うと、なんだかタイムスリップした気分で、
その時代の人と時間を共有しているようで、
歴史のある街並は私の大好きなスポットの一つです。



街の真ん中にある広場「Place Forbin」に、
なんともレトロなメリーゴーランドがありました。
ひとつひとつの乗り物が違っていて、もちろん違う動きをします。
バッタ、ロケット、恐竜、船、タコなどなど・・・
乗り物もかわいかったけど、そこに乗って、パパやママに、フランス語でなんか言ってる子供たちに思わず目がいってしまいました。。。
私のフランス語より、断然発音もいいもですから汗。。。


土曜日だったので、街には市場も出ていました。
果物、野菜、チーズに、パン、お土産物まで、見ているだけでも楽しい!
こちらの奥様方は、ザ・プロバンスなカゴバックを持って買い物に来ている人がほとんど。
アンティーブのお店より安かったので、私もひとつ買ってしまいました。。













プロバンスは、あの有名なポール・セザンヌが生まれ育った街でもあります。
ということで、今でも彼が使っていた当時のまま残る、アトリエに行ってきました。
部屋の中の写真を撮ることはできませんが、
彼が当時使っていた絵道具や、コートや帽子、静物など、そのまま保存してあるものを
見学できます。
彼は、一度パリに出ていきますが、やはり故郷のエクスに戻ってきたそうです。
故郷の自然を死ぬまで描いていたい、と言っていた通り、
アトリエから程近い、サン・ビクトワール山が見える丘(Les Lauves)で、
絵を描いている途中倒れ、そのまま帰らぬ人となったそうです。
セザンヌのアトリエ前
サン・ビクトワール山 
実際ゼザンヌもここに立ってデッセンをしていました。

















サン・ソヴール大聖堂
















サン・ソヴール大聖堂は、様々な年代に建てられた部分から成る教会です。
古い部分で、2−5世紀のところがあるらしいです。
確かに、中に入ってみると、ゴシック様式の部分やロマネスク様式など、
建築様式が違っている箇所がありました。
教会右側には、回廊への扉があり、
一日に何回か無料ガイドがあります。
私たちが着いた頃にも、ちょうどガイドがあり、
英語でも説明してあげると、言ってくれたので、
中を見学してきました。(ガイドなしでは見学できないようです)
それぞれの柱には彫刻が施してあり、イエス・キリストの一生や、
四代天使の彫刻が見て取れました。
ガイドさんが説明してくれているんですが、
私のキリスト教の知識もイエスのことを知っているぐらい。。。。
相方さんはやっぱりカトリックの環境で育ったので、よく知っています。
聖書を学ぶことは、歴史を学ぶことにもなるんですね。
ヨーロッパの歴史はやはり、キリスト教と切っても切り離せないと感じました。

12世紀頃建てられた回廊
市庁舎

帰りは、エクスから近くの、
「les Plus beaux villages de France」にも登録されている
アンスイAnsouisという村に寄ってきました。
村の一番高いところには、お城が立っています。
夕暮れ時ということもあり、村の中はひっそりと静まり返っていました。
ガイドを読んでみると、観光客の誘致にも熱心じゃない。。とのこと。
なるほど。。。店というらしきもの、レストランやカフェも、見当たりません。
寒くなってきたので、村をぐるりと歩いて、30分ほどで切り上げました。
また夏の暖かい季節に来てみたら、印象も違ってくるでしょうね。
アンスイ村 
なんだか中世にタイムスリップしたみたいな雰囲気です。
















プロバンスと言えば、ラベンダー畑も一つの有名な見所ですが、
ラベンダーの季節は6月下旬〜7月なので、
またその時期に、他の村へのドライブを楽しみにとっておきたいと思います!


Monday 18 March 2013

もうひとつのフランス語クラス


今日のアンティーブは、朝から雨でしたが、
昼からは快晴です。
太陽が見れてとっても、気持ちがいい!
ロンドンに住み始めたころ、太陽が見えない冬にやられてしまい、
人間にも日光が必要なんだ、とひしひし感じたのであります。

季節の変わり目で、最近よく雨が降りますが、
だんだんと日も長くなってきて、春ももうすぐそこまできています。

さて、今日は、「もうひとつのフランス語クラス」に初めて、参加してきました。
街が運営する市民講座(?)で、格安でフランス語や他の言語、
また色んなアクティビティにも参加できます。

ただ教えてる人もボランティアで教えてくれているので、
教え方も十人十色とのこと。。。

クラスメイトがこれまた興味深い。
イギリス人やスウェーデン人のリタイヤした人たちや、
ロシア人や、ヨットで働いているイギリス人、私の他に日本人の方も一人いました。
あ、あとアメリカンもいたなー。
年代もばらばらです。

みんな、アットホームな感じで、
何回もdebutant(入門)コースを取ってる人がいたり、
先生も3交代らしいので、ページをいったり来たりするそうですが。。

でもでも、今の私には「聞く」&「話す」機会をできるだけ多く増やすことが大切!

教科書もさっそく本屋で購入!
(本ばっかり増えていくけど。。汗)

ということで、私のフランス語クラスも1週間に2回となりました。
相方のフランス語を抜かせるか!?

ちょっと自分を追い込みたいと思います!


Friday 15 March 2013

フランス語の調子


毎日ぽかぽか陽気で、すっかり春めいてきたアンティーブですが、
去年の11月から始めた私のフランス語はまだまだ、
花どころか芽もでていない気がします。ぐすん。。。
そりゃ、クラスの宿題だけやってたら、あかんかー

先月まで通っていたフランス語クラスは、ちょうど20回分が終わり、
キャンセルやらが結構頻繁にあるので、次の新しいところを探していました。

掲示板の書き込みで、ちょうどbeginnerのフランス語をアンティーブ自宅で
やっています、というのを発見し、相方さんと一緒に参加することにしました。
明らかに相方の方ができるのに、同じグループで勉強するなんて、
なんだか変に緊張するぜ。。

生徒の一人が、場所を提供してくれていて、
先生が出張で来てくれる形のレッスンです。

でも、この先生、話すがの超早い!!!!

しかも、進むペースも、早い早い!!!!

しかもしかも、超ハイテンション。。。

みんなビギナーって言っても、先生の言ってることはなんとなく分かってる感じで、
私だけが、明らかに一番わかっていない。。。

えーい!こうなったら、本気になってやる!!!
(今更だけど。。。)

でも思い立った時が吉日とはこのこと、
やる気があるうちに(!)がんばろうと思っています。

宿題の量も前のクラスより多く、
テキストの分からない単語は予習していき、単語帳を作ります。
教科書と参考書を並べて、予習復習をしてから。。。
NHKのラジオ講座を聞きます。

このラジオ講座結構使えるんです!
しかも日本国外にいても聞ける!
オンデマンドのテレビなどは日本国内でしか見れないなど規制があるけど、
このラジオのストリーミングは海外でも聞けるようです。
NHKのサイトでは1週間ごとで更新されていきますが、
この内容をipodやパソコンに保存できる方法があります。ありがたい!

テキストは電子書籍を売っているサイトから購入できます。
電子書籍を売っている書店はいくつもありますが、
ネックは海外からも購入ができるかということ。
この会社は、海外からの購入にも対応しているようです。

いやー、教材はわんさかあるんやけど、
「継続できるやる気」もどこかで買えへんかな。。。

何だか、10年ぶりぐらいに、ちゃんと身入れて勉強してる気がします(^^;)
がんばれ、自分!



桜かなと思ったら、これはアーモンドの花らしい。

エズ村































Wednesday 6 March 2013

母が来てくれました。



またまた、ブログを放置してしまいそうでした。。。
私、何かを継続するというのが、
実はあまり向いてないみたいです、苦笑。

今日のアンティーブは雨です。
昨日は風も強くて、傘を差してスーパーにいったら、
傘が裏返ってしまいました。。。あの姿結構恥ずかしいのに。

先週は、日本から母が来てくれ、
たくさんの救援物資を届けてくれました、涙。
土曜に日本に帰ってしまって、ちょっとホームシックというか、ママシックです。
いい大人が!と思われてしまいますね。
でも、やっぱり、小さい頃からママッ子だった私には、
いつまでたっても、お母さんが恋しい。
母ちゃん。。。ぐすん。

マントンのレモン祭りに連れていったり、
初パリを体験してもらいました。

生憎、ここアンティーブでも、パリでも雨くもり雨。
自称晴れ女の母もフランスでは、そうでもないみたいです。
でも、それなりに、張り切って楽しんでくれました。

30年以上小学校の教師をしていて、
2年早く定年し、日本語教師の資格をとって、現在は日本語を教えている母です。
通信の大学で心理学の勉強も始め、60歳過ぎで、2年で学士の資格も取りました。
年に2−3回は海外に飛び、いつも何かに挑戦している彼女は、本当にすごいと思います。
一度大病をしてから、
「人間いつ死ぬのかわからん、それやったら、後悔せんように、
めいいっぱい生きなあかんやろ」というのが母の口癖になりました。
それにしても、あのパワーはどこから出てくるんやろ、ほんまに。

いつもスカイプで、人生相談室を開いてくれる母。
遠いとろこにいても、いつも心強い存在です。
やっぱり、親ってありがたいですね。


スーツケースの大半は日本食と私に置いていってくれる洋服でした。