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Monday 29 April 2013

ミツバチぶんぶん 〜Fête du Miel〜


昨日の夜、すごい爆音(に聞こえた)で目が覚めました。
ベッドから飛び起き、窓の外を見てみたら。。。。ぴかっぴかっ!
正体はカミナリさまだったようです。
私の目を覚ますぐらいのカミナリって相当大きかったはず。
その後、おへそをしっかり隠してまたぐっすり寝ましたが。。。
ついこの間、夏が来た!なんて言ってたら、またまた雨模様に戻ったようです。。涙
お城もあったよ。
もちろん、日曜も雨でしたが、Mouans-Sartouxというところで開催されていた「Fête du Miel(蜂蜜祭り)」に行ってきました。
雨降りだったけど、ブログのネタがなくってねえ。。。^^;
何年もブログ続けてらっしゃる方々、ほんと尊敬します。

プロバンス地方にある養蜂家がたくさん参加していましたよ。
蜂蜜を始め、蜂蜜を使ったお菓子や蝋燭などを売っていたり、
蜂蜜をどのように精製するのかの実演もしていました。
私も蜂蜜の精製過程を見るのは初めて!
小さな子供たちと並んで、はちみつおじさん(勝手に命名)のお話をしっかり聞いてきました。フランス語なんで、ちょーーっとしか分かりませんがね。。

ということで、あとはネットで調べさせていただきました。。。苦笑
(参照:山田養蜂場website)

まず、養蜂には、ミツバチ君が蜜を集める「巣箱」が必要です。
そして、その巣箱に何枚もの「巣枠」が設置してあります。
その巣枠にはあらかじめ、ミツロウで人工的に作った「巣礎」が張り付けてあり、
そこにミツバチ君たちが体から分泌するミツロウを使ってさらにこの枠に巣を作り上げていきます。
右がその巣箱、その中の板が巣枠です。
 春、蜜でいっぱいになった巣枠から、採蜜を行います。
熟成した蜂蜜には「蜜ぶた」ができます。
その蜜ぶたを、ナイフでこんな風に↓落としていきます。
はちみつおじさんが落とした蜜ぶたを味見させてくれました。。。
蜜ぶたにはたくさんの蜂蜜も絡まっているので、もちろん甘い。でも、この蜜ぶた自体は甘くないし、なんだか口の中にもろもろと最後まで残っていました。

白っぽいのが蜜ぶた
蜜ぶたを落とした後は、この巣枠を下写真のような遠心分離器に設置して、ぶんぶんぶん。。。。
そうすると、蜂蜜がパイプをつたって流れ、下のタンクにたまっていきます。

そして、濾過した蜂蜜をこんな風に瓶詰して出来上がり!

実際のミツバチ君たちが入った巣箱も展示してありました。
 うーん。。。。ちょっとうじゃうじゃいる感じが気持ち悪い。。。
いくら防服を着ても、このショーケースの中に入る勇気はありませんね、私には^^;
こんなミツバチ君たちが一生懸命集めてくれるお陰であまーいあまーい蜂蜜を味わえるわけですが(熊もだね)、彼らにいざ攻撃されたら、何万倍も大きな体を持ってる私たち人間は、逃げてしまいますよね。小さくても自然で生きる生き物は強いんだなと思います。

さて、そんなミツバチ君たちの恩恵を受けた品物たちです。
このつぶつぶしたものは「pollen(花粉)」ですって。初めて見た!
これを食前などにちょっと飲むと、消化が良くなるんだよって(言ってた気がします)
胃腸にいいとか何とか云々。
花粉を食べて花粉症にはならないのかな。。
 あとはおなじみ「pain d'épisパンデピス 」、はちみつたっぷりでおいしかったなー。
帰ってからアールグレイと一緒に頂きました。
せっかくだから蜂蜜も買おうということで、Miel de garrigueを試してみました。
蜂蜜も様々な種類があり、ラベンダー、ローズマリー、タイム、栗の花、アカシアなど、それぞれの花からミツバチが集めた蜜で蜂蜜が作られています。
このgarrigueとは、まあ、言ってみるならば、野草畑でしょうか。
一種類の花からではなく、何種類もの花が咲くところからミツバチが運んできた蜜で作られています。

おじさん、おまけしてくれたよ。
よく考えてみれば、一生懸命集めた蜜を、最終的には根こそぎ人間にごっそり持っていかれるんですから、ミツバチ君たちにしてみれば、理不尽極まりないですね。。感謝して頂きます。

「ぶるんるぶるんるぶるんる、はるちるがるとるぶる〜」

「ミツバチ」の歌も、歌詞の間に「る」を入れて歌うなんて、そんなふざけたことはやめようと思います。え、皆さんは歌いませんでした?わが故郷での流行だったのかしら。。。


Sunday 28 April 2013

フランス運転免許を手に入れよう〜その2〜



土曜日は雨模様のアンティーブでした。
でも、夕方綺麗な虹が出ていましたよ。

さて、運転免許の話の続きです。
先日、無事、日→仏への免許切り替えの書類を提出したと思ったら。。。

2週間後、こんな手紙が届きました。

内容は。。。
切り替えに際し、以下の書類を提出してやー、というもの。
-日本の免許のオリジナル →はーい、提出したで。
-写真3枚 →あの、提出しましたが。
-住所の証明 →したがな。。。
-返信用封筒(50g)→20gの封筒でも大丈夫言われてんけど。。。。( ̄[] ̄;)

しかも、そのレターの日付を見ると、4月15日。
私たちがGrasseに行って書類を提出した日やん。。。

あーーー
もうええ加減にしーやー怒
あのぬけてる窓口のおばちゃんが書類一式なくしたんやろか、
もしオリジナルの免許までなくなったら、日本に免許取りに帰らなあかんかなー、とか
私の心配性x妄想が始まり、とまらなくなってしまいました。
電話をかけようにも、もうオフォスは閉まっている時間だったので、
不安がる私をなだめる相方さん。

私「(すでに泣き顔)もうこんな国いやや」

相方「まあまあ、明日朝一で行ってみよう」

私「今日はもう寝れへん、悪い夢見そう。。。」

相方「こんなことで心乱されてたら、自分がしんどいだけやで」

私「なんでこういうシンプルなことができへんのか不思議でならん」

相方「....はい、チョコレート食べて、まあ落ち着いて」

私「。。。(泣き止む)」

。。。いつもお世話かけてすみません。
きっと子供ができたら、うまくあやしてくれるに違いないですね、あなた。

ということで、翌日、早速またまたGrasseのサブ県庁にいってきました。

前回と同じ窓口おばちゃんに、受け取ったレターと申請した際に貰った紙切れ一枚を見せて、事情を説明。ちょっと待ってて、と言われ、おばちゃんが奥へ、私の書類一式を探しに行きました。

数分後。。。手ぶらで戻ってきたマダムが、

おばちゃん「本当に提出した?」

私「(紙切れ一枚指止し)じゃあ、これはなんですの!?

相方「マダム、必要書類を提出したからこの受領書を受けとったわけですよ」

またまた待たされ。。。奥に引っ込むマダム。

おばちゃん「大丈夫、あったわ!多分違う係の人が間違えてレターを出したのよ」

相方「本当に、大丈夫ですか?問題ないんですね?」

おばちゃん「大丈夫よ、でも一度申請用紙に名前を書いていって!」

。。。もういいや、なんでも(-_-メ) 

これ以上色々思うと、精神衛生上よくないので、思考をシャットダウンして、県庁をあとにしました。


この後、相方さんはit is not the end of world, right?」と言いながら、さらっと笑って仕事にいきましたよ。「ヨーロッパで暮らすようになって、我慢強くなったかも。うまくいけばラッキーと思えるようになった」なんて、ぬかしていましたが、まだまだ修行が足りんようです。

どうか!〜その3〜で皆さんに、「免許来ました!」と報告できる日がきますように。。。
私の心に不安を煽った紙切れ。


Friday 26 April 2013

新しいもの好き

値段とるの忘れた。3.90euroなり。
週末ミラノにちょくちょく里帰りする私たち。
こちらの高速にも日本みたいに、サービスエリアがありまして、
ちょっと軽食を食べれたり、各地の名産品(とまではいきませんが。。)
まあ、ちょっとした珍しい食材が売っていたりします。

イタリアのサービスエリアなんですが、
うまいこと作ってありまして。。。

だいたいとのころが、
入口→バール&お店を通って→出口となっていて、
商品が並べてある中を通っていくようになってます。

で、その作戦にまんまと乗せられているのが、私たち夫婦であります!はい!

ということで、先日はナポリ産のレモンパスタを買ってみました。

レモンのパスタって。。。どんな味かいな?(まあ、すっぱいんでしょう。。)
と思いながら、袋から出してみて、くんくんくん。

無臭。。。。。

茹で時間13分、普通のドライパスタより約2倍の時間。

あと、問題は、どのソースで食べるか。
相方さんも初めて食べるパスタやからわからへん。。とのことで、
協議の結果、溶かしバター&セージ(香り付け)に絡めてみることに。

茹で上がったパスタを味見してみると、

「すっぱい(x_x)!」(当たり前ね)

ゆでると、ちゃんとレモンの香りがしてきました。

お味の方はというと。。。

うんっうんっ!

バターと絡めると、レモンの酸味がまろやかになって、なかなかおいしい!
たっぷり、Grana Padanoチーズをふって、頂きました!

(後日、オリーブオイルと絡めて食べてみましたが、バター&セージの方が
私は好きです、クリーム系のソースで食べてもいいかもしれません)



ということで、ミラノに帰る度に、
堂々とサービスエリアの商戦にはまり、
何か新しいものがないか楽しみにしている私です^^




Wednesday 24 April 2013

フランス運転免許を手に入れよう〜その1〜


私の運転記事を読んで、こいつは免許持たねー方がいいんじゃないか?と思われた皆様。
いえいえ、わたくし、きっと数年後にはF1ドライバー並のコーナリングを披露できるかと思います(なんとなく)

という訳で、フランスでの永久(らしい)免許を手に入れるため(日本の免許から仏免許へ切り替え)、またまたネットなどで、先輩方の情報にお世話になり、必要な書類を揃えました。ニース県庁での申請は、最初に以下の書類を郵送して、それから返事を待つ、ひたすら待つ、というもの。
私、ヨーロッパで暮らすようになって、我慢強くなったかも。
いや、うまくいけばラッキー!と思えるようになったな。

(2013年2月の情報)
1、在マルセイユ日本領事館発行の自動車運転免許内容証明のコピー(オリジナルを送れとありましたが、私は先にコピーを送りました)
2、滞在許可証のコピー
3、必要事項を記入した申請用紙
4、日本の免許証のコピー

これを、書留でニース県庁の窓口に送る→受け取り証明は届くが4月現在未だ連絡なし。
聞く所によると、このあと必要な書類事項を書いたレターが送られてくるらしい。それから県庁に出向くという。(それなら最初から窓口で申請させてよ。。)
でもそんなに待てないし、滞在許可証発行から1年以内に切り替えを完了させないと、フランスの免許をいちから取り直すなんていう神業は私にはできない。。

という訳で、何とか方法がないか調べると、Grasse(グラース)のサブ県庁みたいなところでも受け付けてくれると!しかも直接行ってすぐに申請できると!

必要書類は以下。
1、自動車運転免許内容証明のオリジナル(よかったー、オリジナルをニースに送らなくて。。)
2、写真3枚
3、日本の免許証オリジナル
4、滞在許可証のコピー(オリジナルも持参)
5、パスポートコピー
6、EDF(電気)の請求書コピー(住所確認のため)
7、返信用封筒(前払い書留にしておいた)

ニース県庁ほどではないけど、朝8時頃到着すると、ちらほら人が並んでいました。
8時半になると、ひとりずつ、最初に案内カウンターでどの要件かを伝えると、整理番号をくれます。

私「フランス語で。。。ジュ ブドレ シャンジュ、モン。。。えーっと。。」

相方「はい、これだよ(携帯で翻訳した文章を見せてくれる)」

私「。。。ふらちゃん、言ってよ。」

相方「練習だし、君が言いなさい」

私「。。。わかった。」

緊張しながら、マダムに口を開いて、1、2。。。

相方「nous voulons changer de permis du conduire japonais dans de permis du conduire français
 
マダム「では、この整理券をもって下の階にいってね」

私「。。。。」

立場がないじゃないかー!
ごめん、だって遅いねんもん、って謝られました。
謝るなよお。。余計むなしくなるよ涙

必要な書類が揃っているか確認してくれ、申請用紙に必要事項を書きます。
代わりに、切り替え申請中運転してもよいという内容の紙切れ一枚をぴらり、と貰いました。

数分で手続きが終わり帰ろうと思った時、そういえば日本の免許証のオリジナルを提出してへんで、と相方に言うと、いるならいるって言うでしょ?
まあ、そのはずやねんけど、ここはフランス。。窓口のおばちゃんが忘れてることもありますがな。。。

私「(免許を見せて)マダム、これはいらないの?」

マダム「そうだったわ!提出して!」

あー。。。
やっぱりな、ほらな。聞いてよかったー。(-_-)

日本の免許証は大使館/領事館を通して、返還されると聞いていたので、それも聞いてみたところ、ぬけている窓口マダムは、「いいえ、私たちが保管するのよ」ですって。。。
つたないフランス語ではそれ以上突っ込めず、このマダムもあんまり分かってる風ではなかったので、日本の免許は戻ってくるだろう!と密かに期待しています。

返信用書留の追跡番号を控えなかったところだけ、しくじったなー。。。
まあ、気長に待つとしましょう。。



※この記事を書いた後、Grasseの運転免許担当者から意味不明な手紙が届きました。
後ほど〜その2〜にて。。。
やっぱりね、「期待」を裏切らない。いいぞいいぞー君たち、はっは!

Monday 22 April 2013

flashmob ってご存知?


突然ですが、うちのクルマ、FIAT(フィアット)です。
やっぱりイタリア贔屓!ではなくて、イタリアのマンマの車がガレージで眠っていることが多いので私たちが使わせて貰ってます。

もともとタウン用の小さい車なので、自分たちの車を買う話をしていました。
最近色んな車メーカーのサイトを見ておりまして。。。

私「ねね、イタリア人だからFIATにする(・_・?)

相方「。。。。そのイタリア人だからっていうのやめてよ、ちゃんとどれにするか考えやんなん」

私「ねね、じゃあやっぱり日本車かな!手頃で、クオリティ抜群よ!

相方「うーん、でもドイツの車もいいと思うよ、高いけど」

私「まあさ、なんでもいいねんけど、とりあえずAT車だと私もスイスイ運転できると思わへん?

相方「その選択肢はないですから。却下です。」  ヽ(`Д´)ノ きいいー

一生懸命調べる相方さんを横目に私もなんとなく検索していたら、こんなビデオを発見しました。
ヨーロッパでもよく見かけるFIAT500(イタリア語でチンクエチェント)という車が日本でも発売されているようで、そのCMとは別にイベントで「flashmob」をやったみたいですね。flashmobとはネットなどで広く呼びかけられた集団が、あらかじめ申し合わせている行動を即興で行う集会のことを言います。



一応、概念としてはflashmobに適っているんですが。。。
ビデオからは、参加している人たちの恥ずかしい感じが伝わってきて、見ている私まで恥ずかしくなってしまいました(苦笑)一般の人を集めて行ったイベントの一環だからまあ、こんな感じでしょうか。
そして最後の「ちゃあああおおおーー」で爆笑(2.38分ぐらい)。FIAT JAPANの皆様すみません。。。

相方にも見せたら、このflashmobの内容より「このイタリア人は誰なんだ!?日本で有名なのか!?」としきりに聞いてきた。。。
なんとも、ザ・イタリアーノみたいな演出の仕方が気に入らなかったみたい。。。はは。
しょうがないよー。日本じゃジローラモやベリッシモ(だっけ?最近テレビに多出演)が、日本人の持つ「ザ・イタリア人」のイメージだものね。。。^^;
ステレオタイプを払拭するのは一筋縄ではいきません。

で、こちらがイギリスのflashmobのCM。
私がロンドンにいた時、テレビでこんなflashmobを使ったCMが流れていたのを思い出しました。
ロンドン東にあるLiverpool street stationでのflashmobの様子。
参加している人たちはきっと、ダンサーさんなんだろうけど、私が好きなのはこの周りにいる人達の表情!一緒に躍りだすおばあちゃんとか。そんでもってパフォーマンスが終わったときの、捌け方(はけ)がいい!笑




こちら下のビデオもT-mobile(UKの携帯会社)が作成したflashmobのCMです。これも楽しいですよ。音楽なしで、全部アカペラ、ヴォイスパーカッションなんですって。1.54分あたりから歌いだす男性とその男性に歌いかけられる素の顔の男性の表情がいいです。「なななな、、なになになにー??」みたいな^^



私も遭遇してみたい、flashmob!
そんなflashmobに遭遇したら、みなさんも一緒にノリノリで歌って踊っちゃおう!




Sunday 21 April 2013

別世界。。。



こんなでーーーーーっかいクルーズボートを買おうと思います。
という訳で、今日はアンティーブの港に購入の下見に行ってきました。

なーんて言ってみたいなあ
。。。

今週木曜から本日まで、アンティーブでyachtshowが開催されています。
うちの大家さんがヨットで働いているので、タダ券を頂き、非日常を体験するため豪華ボートを見学してきました。
わんこも入れるよ。

小さいけど結構なお値段します。
 大家さん、ほんといい人。
うちの相方が、yachtshowについて知ってたら教えてーみたいな感じでメールをしたら、
金曜朝からチケットを取りにいくから、ついでに2枚持っていってあげるよ、と家までわざわざ届けてくれました。こういう人の優しさって心に沁みますね。

ずらりと並んでるところを品定め中

私「あたなー、こんなのどうかしら?

相方「いやーハニー、これは僕たちには少し小さすぎないかい?」

私「でも、私、グリーンが好きだし、セカンドボートにどうかしら?」

相方「そうだね。じゃあファーストボートはこの3デッキにしよう」

(妄想は膨らむばかり。。)
だらしない後ろ姿で品定め中。
よりどりみどり。
小さいボートはここにしまえばいいわ。
ボートだけではなく、ボートに関する内装や設備、ケータリング、それからcrewのエージェントなどが各ブースを開いて、そこで商談や情報を集めたりすることができます。

ボートで働く人たちのお給料ってすごくいいんですって。
陸から離れると、お給料に税金もかからないですからね。
それに、こんな数百億するようなボートを所有するオーナーの元で働くんですから、そりゃあ、いい額のお給料を貰えるのは容易に想像がつきます。

うちの大家さんのお家も、プール付きのでっかいビラに住んでいて、ボートで働く人って随分と稼ぎがいいんだなーと思いました。世の中ある所にはありますね、お金って。


そんなwell paid jobを夢見てか。。。ちょうど私たちの前を3人組の若い男の子が、豪華ボートのインターホン(そう、ボートと岸をつなぐミニ桟橋の前にインターホンがあるんです)をひとつひとつ鳴らして、仕事がないか聞いていました。でも、だいたい「NO CV, NO DAILY HELP NEEDED」と書いてあり、断られているようです。
そうすると、CV(履歴書)をこんな風に置いていくんですね。

ボート関連の仕事をしている人は、イギリス人が多いようです。
ビザもいらないし、フランス語が話せなくても、まずは英語を話せれば問題ありません。

めったに見れないボート内の見学を期待して行きましたが、生憎ほとんどのボートが「オーナーとの約束がないと見れない」と言われてしまい、ボート内は見れず終い。。涙
見かけで判断されていたりして。。。苦笑
写真で許してね。
思わず値段の「0」を数えてしまった。約2億7千万円也。
なんだか一生縁のなさそうな催し物に来てしまいましたね^^;
帰り際、かっこいいボートなのに、思わずつっこみたくなるようなネーミングのボートを発見。

「TEKITOO 適当」

うーん、いい響きだ。
この船のオーナーさんに会って、ぜひ話をしてみたい。。。
ザ・適当号
トゥクトゥクもタイでは日常の交通手段ですが、ここコートダジュールでは、非日常の乗り物のようです。しかも環境に優しく、電気で動くのよ。
えらく小綺麗なtuktuk

トゥクトゥクなら、買えないこともないなあー。。。
しかもMT車より運転できそう。。

Friday 19 April 2013

自分ちの芝生を一生懸命育てる。


今日は少し、私の心の吐露です。。お付き合いください。


正しい選択なのか、間違った選択なのか、
そういう風に迷うことはこれまでにもたくさんあった。
でも、回り道しても、ゼロのままかもしれへんけど、それは決してマイナスにはならへんと思う。

ロンドンに2年住んだ後、私はドイツのデュッセルドルフに引っ越しました。
幸い、ロンドンで働いていた会社と同じ会社で働けたので、まだヨーロッパに留まることができました。

それから1年半、結婚後、そろそろロンドンに戻る予定で準備をしていましたが、
同時にその頃、相方さんの転職の話が持ち上がり、
ロンドンでのオファーと、ここAntibes近くの会社からのオファーとどちらを選択するか。

南フランスで仕事ができて、住めるなんて!

本当に降って沸いたような話でした。
私たちはよくよく話し合い、ロンドンも好きな街だったけど、
南フランスで仕事をしながら住めるチャンスなんて、そう簡単にはないだろう、ということでここに引っ越してきた訳です。

夏は特に素敵なところです。
海が大好きな私たちにとっては、毎日を太陽のもと過ごせるのは本当に有り難い。
特にロンドンとドイツに住んでいた時から比べると、断然気候には恵まれています。

住む所も滞在許可証のトラブルもなく、いい人たちに恵まれ、彼の仕事もうまくいっている。
義父のいるミラノの実家にも何かあれば、すぐ帰れる。
私だって、これを機にフランス語を勉強できる。
フランス語を頑張れば、製パンの学校にも行けるかもしれない。。。

と、こうやって完全に気持ちを前向きに持っていければいいですが。。。

最近の私。
ロンドンに戻っていたら、すぐに仕事ができたかなーとか、
ロンドンにいたら、こんなに言葉で苦労せずに済むなーとか。
「ロンドンだったら〜」ということを考えてしまうことが多くなりました。

あの人はこんなことしてるとか、いいなーとか、こういう言葉が出始めると危険信号。
そして、いつも他人と自分を比べ、どんどん自分を惨めにしてしまう。
自分の立場を相対的な価値で計ってしまう。
自分の現状の有り難さが分かっていない。
そして今の自分と向き合うことができていない。
私の悪い癖がまた出始めました。

今は特に仕事をしていないから、余計にそんなことを考えるだけかもしれません。
今までやってきた仕事は、私が本当に興味を持って、自分の好きなこと=仕事で働けていた訳ではありません。それでも、自分の社会的居場所がそこにあり、自分がした仕事の代価をお給料という形で頂けていたのです。

フランスに来てから、家族や友達によく聞かれることがあります。

「何かしたいことはあるの?」

そう、まさにこれ!
自分は一体何をしたいんだろう。
本当は分かっているんだけど、それに向かって努力することを怠けているだけなのか。

30になったけど、まだまだ半人前以下です。
ちょっとよそ見しすぎ、自分ちの芝生を育てることに専念しないと。

果たして私たちがここに移住してきたことが、良かったのかどうか、まだ私たちにも分かりません。
正直まだまだ毎日が手探り状態です。

「結果」が出るのも数年かかるかもしれない。
自分の頑張りが足りなくて、頑張ってもどうにもならないことがあるかもしれへんし、
どこにいたって100%万事がうまくいく保障なんてどこにもない。

でも、ここで、もがいてもまれてやってみたことが私たちの糧になること。
それは信じてやっていこう思います。


母がこんな言葉をかけてくれました。

後ろを見たら後悔してしまう、
上も下も見たらキリがない、
右や左を見たら羨ましくて仕方ない、
だから、しっかり前だけ見てたらいいねん。

いつも彼女の言葉救われています、おかあさんありがとう。




Wednesday 17 April 2013

脱・AT限定

一昨日、衣替えで、同じ姿勢で長時間作業していたら、
その夜、立てなくなるほど腰がいたくなってしまいました。。。涙
寝たら治ったんですが、なんだったんだろうあれは。
こわいよー、腰に爆弾。


さて今日は、運転話。
ヨーロッパにお住まいの皆様、運転される車はMT車ですか、AT車ですか?
こちらヨーロッパは、MT車が主流ですよね。

うちも、泣く泣くMT車です。(泣いているのは私だけだけど)

もともと18歳で初免許を取った時、日本は時代はすっかりAT車が主流で、
私もMT車を運転「しなければならない」運命になるとは考えもせず、せっせとAT車で教習を受けておりました。


フランスに越してきて、相方の車はもちろんMT車。
AT限定なんて免許あるの?半人前免許、はは!と鼻で笑われ、こうなったらAT限定解除や!と、去年秋に日本へ一時帰国したとき、1ヶ月というタイムリミットのプレッシャーの中、ついに「限定付」免許を脱した訳です。

これ見たことか!!

と、そんなに自慢できる運転技術でもって解除できた訳ではなく、、、、
実は、一度テストに落ちました。。。T_T

限定解除は実技の試験が通れば、それで解除になります。
基本二つの方法があって、
免許センターで試験を受けて、パスするか、
教習所で、運転講習4回受けて、そこで試験を受けるか。

でも運転免許センターの試験官は「警察官」ですから、試験のチェックもやっぱり厳しいんです。

私「あの、ちょこっと海外で練習してたんですが、試験はやはり難しいですか」

警「あーそれやったら。。。。。。通らへんわ、そんな甘いもんと違うよ」と一蹴。

私「1ヶ月しか時間がないんですが、教習所に行った方がいいですよね。」

警「まあ、ここで受けるより通りやすいかもしれんなー」

そんな「差」があっていいものか、、と疑問にも思ったけど。
費用は高くなりますが、背に腹はかえられへんということで、
自動車学校へ申し込みました。

テストって、運転技術もそうですが、
乗車前点検とか、ウィンカーを出すタイミングとか、そういう普段意識しないところを
見られてるから、やりにくい!


練習の時間には一度も雨が降らなかったのに、検定当日はすごい雨。
雨のせい!なんてことは言いませんが。。。。

まあ、せいぜい70点か60点取れば、合格にしてくれるんです。
だって、ある程度お金払って教習受けてる訳やから、「よっぽどのこと」をしない限り、
通してくれるんですよ、本当はね。


で、わたくし、その「よっぽどのこと」をしてしまい、不合格。


試験も終盤、この方向転換で、終わりという時に、

心の声「あー、いけるかな、まあいけるやろ。。

(思い切って、そのままバック)

ガクン!

先生「。。。。はい、脱輪したね。。試験中止です」


私と一緒に試験を受けていた若い男の子は試験をパス。
先生も最後に、「まあ、もうちょっとやってんけどなー」をフォローしてるつもりで、何度も繰り返すから、それで余計落ち込むねん。。。涙

追加料金を払って、1回講習、2回目の検定を受けました。

2回目の試験の時は晴れ!
そして、無事合格!
やっぱり天気のせいだったか!?

まあ、何はともあれ、あと1週間でフランスに戻らなあかん頃に、無事AT解除できました。ふう..... ^^; 

免許裏には「条件解除:中型車(8t)と普通車はAT車に限る」としっかり明記された免許を持って、凱旋来国!

教習所の試験官から「もう少し練習してから、運転するように」の”御墨付”ですが、
合格は合格です。開き直り。

相方の「ギアチェンジ!」の合図なしで、MT車を操れる日はそう遠くはない!





Monday 15 April 2013

春じゃなくて。。。夏?



ついこの間、やっと春が来たなーと思っていたら、今週末は夏の陽気を思わせる日差しでした。


裏のビーチには、ここぞとばかりにみんな太陽求めて、水着でsun bathingしています。
子供たちは元気なもので、きゃっきゃ言いながら水に入っていました。うー冷たそう。
Stand up paddle surfingのレースもやっていました。
私もできそうやん!って言ったら、相方に絶対落ちるよ、って言われたよ。。ちぇっ(-_-)





ということで、私たちは純粋に太陽を楽しむべく、調子にのって、2日続けて太陽をめいいっぱい浴びた結果。。。



。。。焼け過ぎ。


特に肌の弱い相方さんは、私が「日焼け止め塗りや〜」って言ったのに、
これぐらいの日差しなら大丈夫さ〜なんて言って(私の言うことを聞かず)案の定、今日パンダみたいになってやんの。。。笑





















まあ、今日オフィスで同僚にツッコまれていることでしょう。。



私の肌は鮫肌、地黒(悲)なので、よっぽどの日差しで無い限り+日焼け止めで、真っ赤にはならないけど、首のあたりに日焼け止めを塗り忘れ、数時間ビーチにいただけでちょっと赤くなっておりました。
危ない危ない。。。太陽をなめちゃいけない、三十路肌。





こちらの人って、飢えていたかのように、お日様が出た途端、みんな脱ぎますよね。。。私は少し引き締めてから、脱ぎたいと思います!笑
特にロンドンにいたときは、すこしでも太陽が出てくると、皆我先に脱いでいたなー。
私は寒くてまだ長袖を着ているのに(ロンドンは夏でも長袖常備です)
半袖&ビニサンの人が闊歩してるときは、二度見したものです^^;
なんだろう、体感温度がきっと違うんだろうか。。。


今週いっぱいまた晴れるそうです。
そして今頃衣替えしてます。。。遅い?^^;
ロンドンとドイツにいる頃は、ザ・夏みたいな服の登場は乏しかったですが、
こちらでは大活躍してくれそうです。
にしても、冬服かさばるな〜。。。。


こりゃあ、年中夏の国にまた移住か!?



※ブログのデザインを変えたら、前より字の表記が小さくなってしまいました。
読みにくくなっていたらすみません。










Sunday 14 April 2013

ダイスキ、JAPAN!



みなさん週末はいかがお過ごしですか?
こちらアンティーブは、この週末は快晴です。
体力の衰えを感じてから、走り始めて本日3rd run、4km歩かず走れました。。ふう。まあ、焦らず少しずつ^^;


さて、海外に住んでいて、自分のことを日本人だと知ると、
「ニホンダイスキ!」って言ってくれる外国の方々に出会うことがあります。

ここアンティーブでもちょくちょく出くわしますよ。

いつも書留の配達に来てくれる郵便局のお兄ちゃんは、
「オハヨーゴザイマス!」の第一声で、いつもインターホンを鳴らしてくれるし、
(きっと私の日本姓を見て判断したみたい)
指輪のサイズ直しに入った宝石屋のおじちゃんは、私が日本人だと知ると、
僕は毎年日本に行くんだよ!ジャポンはインクレディブルさ!だって^^

最近はお肉屋のお兄ちゃんが、
私が日本語で「そっか。。」とつぶやいたら、
即座にニホンジン!?と聞かれ、日本のマンガについて(やっぱり。。)、5分くらい熱弁されたり^^;

先日、ミラノで相方の従兄弟カップルにディナーに呼ばれたときのこと。
それまでにも何度か会っていたけれど、あまり話をしたことがなく(私のイタリア語が至らず。。)
何やら、理由は「ハネムーンに日本へ行くから、色々教えてほしい」とのこと。

ほほーー!これには私もとても嬉しくなり、ガイドブックや写真を持って出掛けました。

彼らまだ結婚もしてないけど、
2014年に行くハネムーンの計画をもう立てているらしい。。ちょっと気が早すぎやしないかい?笑


よくよく話をうかがいますと。。。
実は、彼女が日本をダイスキということが判明しました。
でもね、彼女は日本の風景やサブカルチャーもフードも大好きなんだけど、
私と相方が心配していることが一つありました。

彼氏(相方の従兄弟)が、魚類(貝も含め)は一切、食べれないんです!
なんでも、おばさん(彼のマンマ)が魚介類を一切食べない人で、もちろん食卓に
並ぶことはなく、小さいときから、魚なんて!!って育てられてきたもんだから、
他の二人の兄弟も、一切食べれないないんだって。。。食育って大切ですね。。。(しみじみ)


私「ねーねー、マルタはいいけど、ステファノは日本で2週間何を食べるんだろう。。」

相方「。。。うーん、そうやなーまあ、魚以外にも、おいしいものは日本にもたくさんあるし!」

私「でもさーやっぱり日本に来てくれたら、新鮮な魚介を味わってほしいなー」

相方「okonomiyakiとか、yakinikuとか、あ、tempuraもあるよ!

私「天ぷらのメインはやっぱりエビだけど。。。野菜ばっかりのtempura。。」

相方「。。。。。you are right」


という訳で、私たちのこの疑問をぶつけるべく、
日本に行ったら、何を食べるのか?と聞いてみた。

そうしたら。。。


ガイドブックのFOOD LISTの頁を指差し、
「ここにある日本の食べ物の中で僕が食べれそうなものに○をして!」(爆)


そうだよね。。。
そりゃあ、私たちより、本人が一番不安に違いない。。笑
「食べる」って人間の生活の基本だものねー。
ダシの話をすると、きっと何も食べれなくなってしまうだろうと思って、これは秘密にしておいた。。

写真を見せたり、彼らが考えているルートを見ながらアドバイスしたり、
少しはお役に立てたみたいでした^^
すでに2つの旅行代理店にも行って、ガイドブックも3冊購入していて、ほんとに楽しみにしているみたいで、私まで、彼らがどんな旅をするのかわくわくしています。

自分が旅をしたとき、その国の人たちに親切にしてもらえると、すごく嬉しいですもんね。
それに、その国やその国の人に対する印象にも大きく影響すると思います(私は少なくともそう)なので、彼らにも素敵な日本に出会って欲しいなと思います。


海外に住んでいる方々は、日本にいるときより、
「私は日本人」と強く意識することがありますか?ー私はあります。
ダイスキ、JAPAN!と言ってくれる外国の人達がいつまでも日本を好きでいてくれるように、
それからもっと日本を好きになってくれる人達が増えるように、
海外に住む、いち日本人として、小さいけど「日本人」の看板を背負って生活してるんだと
いうことを、忘れないでおきたいたいなと思います。


そして日本にもCote d'Azurがあることを教えてあげなくちゃ!?笑

私の故郷奈良のコートダジュール


















では皆様、よい日曜日を!


Thursday 11 April 2013

体力の衰え。




相方「今日はお昼休みに家に戻ってくるから、一緒に走りに行こう!」


私「。。。。え?


お昼を食べないで、わざわざ帰ってくるらしい。。
最近、お腹出てきてるねーって言ってるのを気にしているのだろうか。
だからってなぜ私を誘うのか。。。

それは、私の輪郭も最近ぼんやりしているから。。。涙




と、言う訳で、昨日は天気も良かったので、
アパート裏の海岸沿いを走ってきました!

これでも、学生時代は、短距離より長距離が得意だったし、
体力には自信があったんです。

長距離って、言ってみれば「根性」(持論)

あーしんどい、きつい!と思っても、そこで自分の足を止めるか、
倒れそうでもいいから、足を動かし続けるか。


学生時代バレー部に所属していたんですが、
あの頃は無駄に走ってましたね。。苦笑
でも、あの時の体力があったから、
先になっても少々のことがあってもバテなかった。



なのに。。。
走り始めて10分、息が切れる。
ほんとに悲しいぐらいに、あの頃の体力は半減以上に落ちている。

走り始め、相方が私に、今日はなにしたのーとか、話しかけてくるけど、
「話しかけないで!」と一蹴するぐらい、会話なんてできるもんじゃない!


2キロぐらい走ったところで折り返し、
足を止めたいぐらいきつい!でも止めたらあかん!
もうこの葛藤の繰り返し。
走りながら、次はあの角まで、あの駐車場まで、あのビーチまで!
爆風スランプのrunnerは頭でかかってるけど、足が走ってません。




結局、やっぱりやっぱり止まってしまったんです。。。。涙
体力もそうだけど、自分の中での「頑張り」も明らかに弱くなっている。
なんだろう、この焦燥感。。。


結局、私は相方より、遅れて家に到着。
綺麗な海だったねーって、言われるけど、
悲しいことにそんなの見てる余裕はございませんでした。



でも、走った後は、ほんとに気持ちよかった!
昨日の午後はなんだか体が軽かったです。
どんな運動をしたあとでもそうだろうけど、
日頃運動不足だから、余計にそう感じたのかもしれません。


今は仕事もしていないし、家に居てるから、生活のメリハリを自分でつけないと、
本当にダラダラしてしまいます。
体力の衰えもそれに現れていますね(苦笑)
自分で時間をコントロールして、何かを自主的に始めるって、実は結構難しいこと。
贅沢な悩みですが、まずは自分の一日をコントロールすることも必要だと思いました。



フランス語に、腕立てに(なぜ腕立て)、ランニングに、
若かりし頃の自分にうぬぼれず、現実を見つめ(^^;) 脳内&肉体改造を始めてみます!


気持ち「だけ」はいつまでも18歳!オーーーー!