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Wednesday 29 May 2013

フランス運転免許を手にいれよう〜その3〜


今日、冬物のコートやら、それから去年着たウエディングドレス(早よ、持っていきいやー^^;) をクリーニングに持っていったら、クリーニング屋のおっちゃんが、「このドレス裾の汚れは時間がたったものだから、全部綺麗に落ちるか保障はできないよ」と言われました。

何、何!?
時間がたってるかどうか、シミを見てわかるの!?職人!とちょっと感心してしまった私。

でも帰り際、
おっちゃん「はやく仕上がるようにするわ!」
私「いいえ、そんなに急ぎちゃうから、いいですよ」
おっちゃん「いや、大丈夫。で、受け取りは。。。6月13日ね!」
私「遅っ!!(爆)」

今日が5月29日、約2週間後の仕上がりです。
そうそう、職人は時間をじっくりかけて、しっかり仕事をしてくれるに違いないでしょう。

さて、フランスの運転免許への書き換えの為、支庁に無駄に2回も出向いたのは、先日お話した通り。
長丁場を覚悟して、待っていたら、、、ピンポーン!
私が提出していた返信用書留封筒が先週届きました!約4週間、早いぞ!
なんだかうまく行き過ぎると,また何か裏がありそうで、怖い。。。

ちょっとドキドキしながら中を見てみると。。。ピンク色の昭和風三つ折り、紙の免許証が!
まず最初に名前や生年月日が間違っていないかを確認。よしよし。
写真の貼り方といい、一時代前の免許証ですが、格好はどうあれ、免許は免許。
depuis le 日本の免許発行年月日→jusqu'au 空欄 になっていたので、やっぱり有効期限はないってことですよね。。?

免許証と一緒に一枚のレターがぴらり。。
読んでみると。。

「今現在の免許証は2014年から新式の免許証への切り替えが必要になります、詳細は順次2013年末頃に連絡します」みたいなことが書かれていました。

「(゚ペ) エットォ…
つまりい。。また近々何かしら変更に伴う手続きをしないとあかんってことやんなあ。。

こういうの、順次切り替えしていくとかさ、そういう発想がないんですかね^^;
一度にたくさんの人が新免許に切り替えしたりすると、それこそお役所の仕事が増えませんか?まあ、その時目の前にある仕事が少なけりゃ、それでいいってことですかな。

ここに住む友達に聞いたら、彼女は1年前以上に切り替えた際の日本の免許証がまだ返却されてないんですって。うーん、日本の免許は諦めて、今度の帰国の際に紛失届け、再発行かなあ。でも半日でやってくれる日本の免許センターですから、やっぱり日本の事務手続きはピカイチ☆


Monday 27 May 2013

トスカーナ旅行 2013 最終日

きましたよー!やっと、最終日です!
なんだか私が嬉しい。。^^;

さて、day4の夕方に行ったSan Galgano(サンガルガーノ修道院)
ここは、シエナから40kmほど離れたところに位置しています。
最初に目に飛び込んできたのはその特徴的な外観。

ほら、建物の屋根がありません。
この修道院は12世紀後半にシトー派の修道院として建設されます。13世紀半ばにはゴシック様式の教会が建てられましたが、次第に衰退し、修道士たちもこの場を離れることになります。そして1786年に落雷により、修道院の屋根は完全に崩れ落ちてしまいました。
この日はここで、結婚式をしていたよ。
建物中に入ってみると、天井が青空で、なんとも不思議な空間を作り出しています。
夏はここでバレエやクラシックなどが開かれたりするんですって。夜空のもと見るオペラも素敵だろうなー
 ↓修道院の周囲はこの時期は小麦が栽培されています。花粉症の鼻はむずむずしたけど、一面、緑で、とっても気持ちよかった。
目も鼻もかゆいよー><
 この修道院から横道を10分ほど、小丘を上ると、礼拝堂が建っています。聖人ガルガーノを祭るため、彼の死後にこの教会が建てられました。ガルガーノ・グイドッティはこの近くの村の裕福な家に生まれ、若い頃から放蕩生活を送っていましたが、大天使ガブリエルの声を聞き、神に仕えることを決意。そしてこの地に一人で辿り着き、隠遁生活を送ることを誓います。なんだか、聖フランチェスコの時と似てる。。そして、そんな彼の決意を示す為に、彼は岩に自分の剣を突き刺しました。で、その剣が↓これというわけです。約800年を経た今も、この礼拝堂に守られ、実際に見ることができます。
あんまり見たことのない、礼拝堂の天井は幾何学模様。
ぐるぐるぐる(@@)
そしてこの後、ChiantiにあるB&Bに向った訳ですが、ここの宿のオーナーのコレクションがまた楽しませてくれました。お店をやっていたという彼は50−60年代の雑貨が好きで、集めに集めたコレクションでいっぱい!宿自体も、古い家を改装して使われているので、昔の暖炉がそのまま残っていたり、見ているだけで私は楽しめました。といっても,興味ない人にとっては「ガラクタ」だって、オーナーも開き直ってたけど。。なんや、わかってるんやん^^; 確信犯は奥さんが、苦労ですね。。。
昔の大きな暖炉
朝ご飯はみんな揃って食べたよ、なんだか寮みたい笑
↓ ここはシガー&ラム酒のお部屋だって!吸えない&飲めない私。。残念。
私も一服。。。してないよ。
全部空っぽに。。。してないよ。
レセプションの棚にも古楽器や、古カメラなど、ガラクタが、、ではなくて、彼の貴重なコレクションがいっぱい。

グランドピアノもあったよ。
それから、彼の奥さんが用意してくれる朝ご飯がまた素敵だったなー
ケーキもカップケーキもみんな手づくり!

予想外にも素敵な宿に泊まれてラッキーな私たちでした^^
最終日、目指すは、もちろん。。。。!our sweet home in Antibes!
帰る気満々な私への、相方からの提案は…Porto Venereに寄ってみよう!という(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・・

私「ええっ!まだ途中ストップするん?でも、明日仕事で疲れるから、今日は家に帰るだけでいいよ。。。」
相方「いやだよ、6時間もずっとハイウェイなんて! お昼がてら止まります。」
私「。。。なんか、出発前と立場逆転してるやん。。はあ」
ということで、運転手さんがこう言ってるんだから、NOとは言えない。
 へー、ここも、世界遺産だそうで。やっぱり相方は「どうってことない顔」をしておりましたが(´ι`)
海と空の青にカラフルな家が映えます

Liguriaの海も青かった

お昼御飯(?)は、これ。フォカッチャです。私が作るフォカッチャとは大違い、ふわっとしてておいしかったー!

食べたら歩く。1時間ほど散策して、今度こそAntibesに向います。今度こそね笑!
とりあえずフロントガラスだけ。
 今回の旅でも、またまた頑張ってくれたSeicentoちゃん。帰ったら、中も外に綺麗にしてあげるからね!

Porto Venereから約3時間、途中私の記憶も途切れ途切れでございましたが(^^;)、無事Antibesに帰ってきました。はあーーーーーー疲れた。。。いやいや、何より終始運転してくれた相方さんに本当に感謝ですね。私の運転でroad tripに出掛けれる日が来るのはもう少し先になりそうですが、まずは運転手の横で眠りこけないようにがんばらな。。へへ(。-_-。 )

皆さんも,最後までお付き合いありがとうございました!
私、ついつい詰め込んで書いてしまいましたね。。^^;
ブログ書きも日々勉強だな。
6月はまたバスク地方へのsurf tripが待っています!



Saturday 25 May 2013

トスカーナ旅行 2013 day4

後、2日!
皆様、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
day1, day2, day3と結構なスケジュールできており、だんだん飽和状態に近づく私。。苦笑

この日は、最後の目的地、San Gimignano(サン・ジミニャーノ)へ向います。天気も晴れ。今回泊まったAgriturismoのシロ&タマコンビ(勝手に名付けた)に別れを告げ、さて出発!また来るねー!
お見送りありがとねー 
(シロ&タマ:見送りちゃうわー、何か食べ物置いていってーな)
Agriturismo Casa Colsereno
Montalcino近くのこのAgriturismoからSan Gimignanoまでは1時間ほど。
時間もたっぷりあったので、途中、Monteriggioni(モンテリッジョーニ)に寄ってみました。ここは周囲570mの城壁に囲まれた小さな街です。また、この街は"Via Francigena" ("the road that comes from France")の巡礼者が通過する巡礼地でもあります。写真にあるように、イギリスのカンタベリー〜ローマまで、実に2007kmの道のりを巡礼者は歩いていきます。2007kmを歩く!すごい距離だ!

1213年、ここはSienaシエナの人々によって、Firenzeフィレンツエからの攻撃に対して、前衛の砦として築かれました。うーん、やっぱり何でも古いですね。それがまた現存してるってのがすごい。。。
この城壁がぐるっと街を囲んでいるよ。


街の教会
小さいので、30分ほどで終了。ささ、巻いて巻いていきますよー笑
San Gimignanoの塔が見えてきた!

「美しき塔の街」と呼ばれるSan Gimignano。最盛期には70以上もの塔が乱立(?)していたと言います。今残っているのは14塔のみ。12世紀頃から、この街は今でも高価なサフランの生産地として栄えました。その富の象徴と覇権争いも絡み、貴族はより高く高くと、塔の建設を始めました。しかし、14世紀頃に衰退(ペストの流行とフィレンツエの支配)、新しい建物は建たず、塔もそのまま残ったと言う訳です。今となっては、世界中から観光客が年中訪れるなんて、誰が予想したでしょうね。。。
大盛況のSan Gimignano
昔はこんな風に塔が乱立していた。

貴族たちが高い塔を建てることを競い始め、その競争が加熱してくると、市が街のDuomo広場に54mの塔を建設し、これ以上高い塔を建てることを禁じました。
そらあ、誰かいい加減止めたらなねえ。。┐(´-`)┌。やれやれ。。
そのグロッサの塔54mに上ってみました。
この階段をぐるぐるあがっていくと。。。
 あ、おっと失礼。。。

サンジミのtwin towerなるものが見えた 
ひいいーー高い!
ふう。。。無事地上におりてこれました。なんだか、年々高いところが恐くなってきているみたい。。(゚-゚;)ウーン

相方さんの鼻が利き(犬みたいだな。。)うろちょろしていると、やっぱり!!!
はい、この旅、3度目の登場「Porchettaさん」です。もう相談なしに、列に並んどるな、君。それから本物の犬も並んでいました。
横入りはいけないよー
食後のデザートはやっぱりこれ!何やら世界ジェラート大会(多分)なるものがあるらしく、そこで優勝したというGelateria di Piazzaのジェラートを食べてみました。
ラズベリー&ローズマリー/リコッタチーズ&ブルーベリー/キャラメル(だった気がする)変わり種がたくさんあって、どれもおいしかった!ゴルゴンゾーラ&胡桃とかもあったよ。ちょっとこわくて食べれなかったけど。。
街の中を抜けていくと、反対側の門に出ました。でも、こちらが一般的に観光客が流れてくるSan Giovanni門だったようです。私たち逆側から来たのね^^;
門を抜けたところに、こんなシャレた水飲み場が。蛇口は鳥で、カタツムリの取手を押すと水が出てきます。

※San Gimignanoの後、San Galganoにも寄りましたが、この様子はday5にて※

さて、ここで問題、この日の夕食は何でしょう?
ヒント、相方が今回の旅で事前に唯一準備していたこと。(わからない方はこの記事参照)

。。。。答えは、Bistecca alla Fiorentinaを食べること。
ついにやってきたこの日!巨大な肉の塊とのご対面です。
ひとまず、Tavarnelle Val Di Pesaにある宿へ。。。ここ辺りは、またもや世界でも有名なChianti wine(キアンティ)生産地域でもあります。お酒に弱い体をこれほど悔しいと思ったことはありません。。きいいーーヾ(*`Д´*)ノ" 誰か私をザルにしてくれー。
素敵なアペリティボで迎えてくれたけど、グラス1/4も飲めず。
ここのB&B、たまたまネットで見つけただけだけど、一見の価値あり!(次の記事に書きますね)
B&Bのテラス
アペリティボもまま成らぬまま、肉の塊との対面に急ぎました。
まずは、手慣らしに、キアンティワインとアンティパストのハムとパン。
アンティパストを見て、あ、これなら楽勝よ♪



と、思っていたら。。。ででーん!占めて、1200グラム(もちろん二人分ね)のお肉の塊とご対面。。。肉の塊のようなおっちゃんが肉の塊を切り分けてくれます。

日本の量で言うと、3人前ぐらい? 
うう。。まだ赤い。
はぐっ、ほぐっ、はっぐ。。。なんか海賊になった気分。
でも、予想に反してお肉が柔らかかった!しかも、香ばしい!なので、この3人前のうち一人前は完食。もう少し頑張って、0.4人前も完食。さあ、あとは頼んだ、相方よ。私はもうお役御免だ。。ぐったり(_д_)。o0

帰り道、記憶が遠のき、そのまま夢の世界へ。。。
むにゃむにゃ。。。もう食べれないよーー。。・・( ̄¬ ̄).。o0O
夢の中でも1200グラムに打ちのめされた日となりました。